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75歳以上の“老老介護”、初の3割超え

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高齢者が高齢者を介護する“老老介護”。

2016年に厚生労働省による国民生活基礎調査が実施されました。

調査は医療や福祉、年金、所得など国民生活の基礎データを全国的に集めて分析するもので、1986年から毎年実施されていますが、今回は3年に1度の大規模なもので、介護や世帯、貧困の状況について質問項目や分析対象を増やしたものだそうです。

調査対象は質問項目によって異なり、介護は約7000人、世帯は約22万世帯から回答を得たとの事。



75歳以上の“老老介護”初の3割超え

の結果、要介護者と介護者の年齢が共に75歳以上である割合が、2013年に行われた前回調査時と比べて1.2ポイント増の30.2%であったそうです。

30%を超えたのは初めてで、これは過去最高値だそうです。

2001年から統計を取り始めているのですが、初回の2001年時と比べると11.5ポイントも増えています。



“老老介護”増加の理由

老老介護が増えていく理由として、夫婦や親子だけで生活する核家族が多い事や、「介護施設に空きがない」「利用料金が高い」「他人を家に入れたくない」等様々な理由で介護サービスを利用しない介護者が少なくない事等が挙げられます。

また、要介護者自身が「自宅で家族に介護されたい」と望む事も多く、介護者も「介護施設に預けるのは・・・」と後ろめたさを感じてしまい老老介護を選択する事もあるようです。



対応策

介護者の高齢化が一層進んで深刻な状況になっております。

周囲に相談し、一人で抱え込まないようにする事や、介護サービスを利用し介護者自身もしっかり休息を取る等、介護者が無理をし過ぎない環境作りが重要です。

また、介護者自身が行動を起こすだけではなく、その家族や友人等がコマ目に連絡を取ったり、訪問したりする事も介護者の心と体を守る事に繋がります。

介護職員のあきすけとしては、無理せず介護施設に頼って頂きたいところです。

 

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