ゴミだって「生きて来た証」

施設にて
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今日は5/30ですが、語呂合わせで“ゴミゼロ”の日だそうです。

認知症が進むとゴミを大事にしてしまったりと、捨てる事をしなくなったりするようです。(関連ページ:https://akisuke-kaigo.com/%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%81%AB%E3%81%A6/%E3%82%B4%E3%83%9F%E3%81%8B%E5%AE%9D%E3%81%8B/)

そもそも高齢者の世代というのは、「贅沢は敵だ」と教育されてきた、物が無い時代を必死に生きてきた世代です。

特に戦争を経験している方々は幼少の頃から必要物資の無い生活を送る人々を目の当たりにして育ちました。

極端に言えば、物に飢えている方々であったのでしょう。

認知症によってそのような当時の思い等が蘇ってくる事も、ゴミを捨てられない要因なんだと思います。




また、色々な困難を乗り越えて来た高齢者は、当然のように高い自尊心と自立心を抱いています。

だからこそ自分で出来る事が減っていく中で周りに迷惑をかけたくないという思いを抱き、色々な物で自分自身を補おうとする傾向にあるのだと言われています。

例えば新聞紙なんかをたくさん保管したり、トイレットペーパーなんかをかき集めて持ち歩いたり。

自分の記憶では留めておけないという思いから、その時その時の物に照らし合わせて脳裏に留めておこうとする事があるみたいです。

このような場合、「物=自分の人生」となり、全ての物が「生きて来た証」となっていると考えられますので、絶対に捨てたがらないのも無理はありませんよね。

その為、高齢者の一人暮らしなんかだと結果としてゴミ屋敷になってしまう事も多くあるそうです。

施設だとそもそも物自体がたくさんある訳ではないですが、場合によっては捨てられないどころか他の利用者さんの私物まで持っていってしまうなんて事も有り得るわけで。

そうするとちょっとした盗難騒ぎが起きたりする事も有り得る訳で。

いやはや、小さな子供と違って「ダメっ」とか言えば良い訳ではないですからね、認知症の高齢者。

上手い事納得してもらうか、認知症を逆に利用して気を他に逸らすとか・・・

上手い事、ね(^_^;)

 

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