介護中に腰骨を挫傷で元職員が理事長兼施設長を提訴

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前橋市の障害者支援施設に勤務していた元職員の40代男性が10月27日、入所者の介護中、腰骨挫傷を起こしたのは施設を経営する社会法人や施設長が必要な労働環境整備を怠ったのが原因として、前橋地方裁判所に民事損害賠償請求を提起したのだそうです。

訴状によると、男性は平成27年1月下旬、夜勤で女性職員と入所者約40人のおむつ交換や着替えを行い作業中に腰を痛めたのだそう。

骨挫傷で全治3カ月と診断され、連続歩行や連続座位ができないなどの後遺症が出で職場をやめざるを得なかったという事です。

業務統括の立場にあったとして施設を経営する社会福祉法人とその理事長兼施設長に対し約1699万円の損害賠償を求めているそうです。

男性は「きつい、汚い、危険といわれる介護の現場には熱意を持って働いている人もいる。ただ、腰痛で自主退職せざるを得ない人も多い。私と同じ思いをさせたくない」と語ったそうです。

理事長は「訴状の内容を確認し適切に対処したい」としているとの事です。


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