解説

「転倒」や「認知症」で安楽死 ~オランダの安楽死事情~

投稿日:

Pocket

オランダは世界で初めて安楽死法を法制化した国です。

癌末期患者の苦しみを解放する為、というのが元々の理由だったそうです。

しかしその後、精神的苦痛も加味され、癌以外にも幅広く安楽死が施工されています。

例を2つ程挙げさせて頂きます。

転倒が嫌で安楽死

「これ以上転ぶのは嫌だ。車椅子は使いたくないし、病院にも行きたくない。安楽死したい」

身体の衰えにて転倒が増えたという男性。

頑固な性格で人の助けは決して借りたくないタイプ。

しかし、意識もしっかりしているし、歩行困難ではあれど直接的な生命の危機なんかは無い。

それでも車椅子を拒否して安楽死を選ぶというのは、日本にいるとなかなか思いもしない事だと思います。

個人の意思を尊重する社会的規範が確立していればこそですね。

認知症で安楽死

10年前に認知症が発症した女性。

その際に「安楽死を望みます」という書類を書いていたのだとそう。

次第に認知症が進んでいき、10年前に書き上げていた安楽死の要望書は、その後本人の意思ということが認められ、安楽死が行われた。

オランダで安楽死した人は、2016年に6091人。

安楽死を選んだ人のうち、最も多いのは癌患者が4137人。

しかし、認知症での安楽死も年々増えていて、141人で安楽死者全体の2.3%だそうです。

これも本人の意思、判断を第一に尊重する社会ならではですよね(>_<)

まとめ

あきすけは特養勤めなのでターミナルケアなんかも度々行っておりますし、死というものに何度も接しておりますが、本人だけでなくご家族さんも数日、数週間をしんどい思いをしながら過ごされております。

そういう姿を見ていると、安楽死も選択肢の一つとしてありなのかなと感じます。

日本は超高齢社会ですので、安楽死というものについても考えていかなければならない日が近づいているのかもしれませんね。

 


介護職員ランキング

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村



-解説

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

ヒヤリハットで裁判が不利になる?

“ヒヤリハット”ってご存知ですか? ヒヤリハットとは、簡単に言うと事故には至らなかったけれどもヒヤッとしたり、ハッとした事柄の事です。 これは本で読んだ話なのですが、あるリスクマネジメントセミナーにて …

高齢者のラジオ体操での注意点

日本人なら一度は経験した事があるんじゃないかと思われるラジオ体操。 あきすけは子供の頃、体育の授業でやったりしておりました。 ラジオ体操は比較的取り組みやすい為、健康に気を使う人達にとっても魅力的な運 …

感染症対策、マスクの予防効果は?

介護関係の仕事をしていると特に、感染予防でマスクを着用する事ありますよね!? しかし、マスクの着用の予防効果はどれ程のものなのでしょうか? 毎年必ず流行するインフルエンザウイルスを例に考えてみます。 …

介護を行った平均期間は4年11か月、負担総額は546万円・・・

ご存知の通り、政府は“75歳年金受給開始”の導入に向けて検討を進めていますが、そうなると定年の65歳から75歳までの10年間は収入がなくなる事になります。 となると、もし身内が介護が必要となった場合に …

予防に勝る治療無し!!手洗い編

最近は気温の上がり下がりが激しく、体調を崩し易いですね(>_<) 冷房をつけ始めたりすると喉を痛めたり、夏風邪なんかも気になるところ。 1人体調を崩すと、職場や外出先等、人の集まる場所で短 …

介護の求人サイトである「カイゴWORKER」さんにオススメブログとして紹介されています!!https://kaigoworker.jp/blog/index.php

プロフィール

あきすけと申します。
特養で介護福祉士として働いております。
子供2人とわんこ2匹の父親で、
兼業主夫として妻と協力しながら家事と
育児と仕事をなんとかこなしております。

プロフィール詳細