昔の暮らし再現で高齢者の認知症症状を緩和する試み 京都の特養で

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京都デザイン協会所属のデザイナーが協力して、高齢者の認知症症状を緩和する試みが、京都市内の特別養護老人ホームで進められているそうです。

「おくどさん」など、高齢者に昔の暮らしを思い起こさせる空間を施設内に再現し、入居者が落ち着ける雰囲気を演出するのだそう。

会話が増えるなどの効果が出始めているようで、今後の成果に期待がもたれています。

島根大大学院の田中直人特任教授が、昨年から伏見区の「深草しみずの里」で、認知症の症状を緩和するとされる「レミニセンス(回想法)」を実験的に導入しているそうです。

認知症患者の生活に懐かしい居住環境を取り入れることで、入居者の心が安定し、症状が和らぐという。

この昔の暮らしの再現に京都デザイン協会が協力、バス停や駄菓子屋の実物大模型を空間デザインしたのだそうです。

京都の懐かしい事物を調査し、かまどの「おくどさん」や町家の縁側、地蔵などを取り入れた5種類のセットを制作したそう。

施設内に再現した地蔵の前では、入居者が毎日お参りするようになったり、おくどさんの前では昔の食事についてしゃべったりするなど、入居者の会話が増えるきっかけになっているという。

田中特任教授は、空間デザインの効果を検証して今年中にも成果をまとめる予定で、「これからも研究を進め、セットを取り入れた新たな施設を提案していきたい」と話しています。

これは良い取り組みですね、羨ましい!

精巧な模擬セットなんて、介護職員だけで準備する事は難しいですからね、本当に羨ましい!


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