実は熱中症より年間死亡数が多い“凍死”、高齢者は要注意!!

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毎年、1000人を超える人が凍死しているそうです。

実はこの数字、熱中症による死亡数を上回っているんだそうですよ!

しかも、冬山での遭難による凍死は極わずかで、ほとんどが町の中で亡くなっているようです。




死亡時刻を推定できる症例では、早朝5時台に発生が多く、午前3~9時までの時間帯が全体の半数以上を占めていたのだそうです。

死亡時刻前後の気温を調べると、ほとんどが11℃以下で、屋外では0~5℃が多く、酩酊状態の場合は15~19℃でも発生しています。

一方、屋内での凍死は全体の25%ですが、死亡時の外気温は0~11℃の範囲で幅広く分布しているそうです。




屋内で凍死するケースは高齢者に多く、いわゆる「老人性低体温症」が原因とされています。

高齢者は暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなります。

通常は寒くなると皮膚の血流量が減少して体内の熱を逃がさないようになるそうなのですが、寒さを感じないと血流量が減らず、体が放熱を続けて体温が下がり、命を落とす事になってしまうのだそうです。

日本救急医学会が凍死につながる低体温症の全国調査を行ったそうなのですが、屋内で発症した人は全体の4分の3を占め、屋外発症の3倍にのぼったそうです。

男女比は6対4、年齢は60歳以上が77%と高齢者が8割近くを占めたのだそう。




この調査の報告書では「冬季は基本的に室温を含め気温そのものが低いため、屋内であっても加齢、栄養状態の悪化や脱水、持病の悪化、体調不良を要因として簡単に低体温症に陥り、重症化を招きやすい」と指摘しています。

適切に暖房する、体調管理を怠らないといった単純な事が命を守る事に繋がります。

施設だったとしても、介護者自身の体感温度で室温調節をせず、しっかりご利用者さんに合う空調管理を心掛けなければいけませんね!


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