京都の若手僧侶達が認知症対策の拠点として寺院を活用しようと、プロジェクトチームを結成したそうです。
全国各地にあって、尚且つ高齢者との接点が多い寺院を一種の社会基盤と考え、その強みを生かし認知症に悩む人や専門家らが集う「駆け込み寺」になることを目指すのだとか。
中心となっているのは京都市の浄土真宗本願寺派の研究機関「総合研究所」の研究員らで、今年4月に京都市であった第32回国際アルツハイマー病協会国際会議ではポスター発表を行ったのだとか。
寺院は、本願寺派だけでも全国に1万以上あり、今後賛同する寺院を募り各地でセミナーを開く予定だそう。
プロジェクトチームは「お寺にはさまざまな人が立場を超えて語れる雰囲気がある。僧侶も月参りなどで日常的に門信徒の家庭状況を把握でき、ちょっとした変化やSOSを感じやすい。また、お寺は生老病死の苦悩に寄り添ってきた場。認知症という苦悩を切除するのではなく、どうつきあい支えるかを一緒に考えるセーフティーネットのような存在になれるはず」と意気込んでいるそうです!
現在は“寺離れ”が進んでいるとも言われていますが、こういった取り組みによって「身近にあって頼れる」が浸透していくと良いですね!!
コメント