「介護離職ゼロ」を目指し、特別養護老人ホーム等を全国で整備しようと、政府が2015年度補正予算に計上した「地域医療介護総合確保基金」。
その基金約1406億円のうち、17年度までの2年間で使われたのは約221億円にとどまっているのだそうです。
事業拡大に意欲のある介護事業者と、現場で働く人材の不足が主な理由だとか。
政府はこの基金で20年代初めまでに10万人分の介護の受け皿を整備する方針なのですが、現状では9000人程度となっているようです。
これは目標の約1割という数なので、もはや実現は難しいとも思われますね。
施設が増えても働く人材がいなければ経営は出来ませんよねぇ。
介護の仕事は命を扱う仕事ですし、身体を壊すリスクや感染症のリスクもあるのに、国家資格を取っても、何年勤続しても、大した給料にはなりません。
なんとも、世知辛い世の中ですなぁ。
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