介護職員らの労働組合「日本介護クラフトユニオン」が、介護現場で働く人のうち約3割が利用者やその家族からセクハラを受けた経験があるとの調査結果を発表しました。
組合は「セクハラは以前から言われており、組合員から悲鳴のような声が寄せられた」と訴えています。
組合は今月10日にハラスメント全般に関するアンケートを組合員約7万8千人に送付。
20日までに回答した1054人(女性908人、男性146人)のうち29%にあたる304人(女性286人、男性18人)が「セクハラを受けた」と答えたそうです。
複数回答で、最多は「不必要に個人的な接触をはかる」で51%。「性的冗談を繰り返したり、しつこく言う」が47%、「胸や腰などをじっと見る」が26%、「食事やデートへの執拗(しつよう)な誘い」が10%で続いたそうです。
自由記述欄には「胸などを触られた」「下半身を見せてきた」「キスをされた」などと書かれていたそう。
239人(79%)は周囲に相談したが、その約半数はその後も状況は「変わらない」としたそう。
また、「このままでは人材確保は困難」といった記載もあったようです。
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