滋賀県守山市の介護老人福祉施設で、男性職員が入所者に暴言を吐くなど不適切な行為を繰り返していたとして、施設を運営する法人に対し高齢者虐待防止法に基づき、改善を求める通知を出していた事が分かりました。
施設によると昨年12月、男性職員が入所者の男性に「くそじじい」などと暴言を吐いたり、本人や家族に無断でベッドに柵を設けたりしていたそう。
職員は施設の聞き取りに「イライラして言ってしまった」と述べ、男性や家族に謝罪したという。
市は、一連の言動や行為が虐待にあたるとして、今年3月に施設を運営する同県野洲市の医療法人に改善を求めています。
市によると昨年12月、市介護保険課に「施設で入所者虐待がされている」との相談があったのだそう。
調査した結果、認知症の入所者に対し、職員が「うっとうしい」「くそじじい」などの暴言を吐いたり、入所者や家族に無断でベッドに柵を付け、出られないようにしたりするなどの行為が確認されたようです。
それぞれ心理的虐待と身体を拘束する虐待に当たると判断し、施設運営に関する改善計画書の提出を求めています。
施設は4月下旬、市に改善計画書を提出し、入所者や家族に謝罪したと説明。
市は計画書に基づき、職員の教育や適切な運用がなされているか、定期的に施設を訪問して確認しているようです。
一方、県医療福祉推進課の担当者は「市の報告を待って、県の再調査や処分を判断する」と話しています。
入所者の関係者は「一部の職員による虐待行為は、日常的に行われていた」と話しているそう。
市が確認した虐待行為以外にも、“便が付着した状態で食事をさせる”、“尿漏れでズボンが汚れても着替えさせず、車椅子に座らせる”“食事介護中に「はよ口開け」などと暴言を吐かれる”など、入所者の人権を無視した行為もあったという。
関係者は「虐待の事実が伝えられ、入所者が安全に暮らしていけるようになってほしい」と訴えているそう。
利用者さんに対する暴言、正直気持ちは分からんでもないですけどね・・・
ただ、便汚染・尿汚染に関してはちょっと残念に思います。
柵について言えば完全な拘束行為ですしね・・・
まぁ、被害にあった男性入所者の普段の様子等が分からないので、案外同情の余地もあるケースだったりするかもですかね。
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