徳島大学は11月7日、運動神経が侵される難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」の治療薬の治験を始めたと発表、既に神経痛や腰痛の薬として使われている「メコバラミン」で治療効果を確かめるとの事で、3年半程での承認申請を目指すという。
ALSは運動神経が徐々に減ることで体を動かすことができなくなり、筋肉が衰える病気です。
現時点では2種類の治療薬が承認されているが、長期的に延命できるかはっきりしていないのが現状。
徳島大教授らが医師主導で治験を行い、19の施設が参加するとの事。
神経痛などに使う量の100倍のメコバラミンを週2回、16週間筋肉注射するそう。
目標の患者数は128人で、二つのグループに分け、一方を偽薬にして症状の進み方を比べるとの事。
16週以降は希望者全員が2020年3月までメコバラミンの注射を受けることができるのだそう。
開発元のエーザイによる臨床試験では、発病後1年以内のALS患者に限ると、呼吸補助装置を装着するまで、または亡くなるまでの期間を600日以上伸ばす効果があったという事です。
介護施設でも徐々にALSの方が増えてきているようにも感じます。
腰痛薬が効果あり、となると治療の幅もぐんと増えるかもしれませんね。
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