自律的に移動して巡回するPepper。
床に貼られたマーカーの範囲内を巡回し、人を見つけると近づいて声かけをする。
警備巡回や万引き防止、介護施設などでの徘徊の発見に役立つとされています。
Pepperはオムニホイールという移動機構を備えていますが、今までほとんど移動しての活用がされてきませんでした。
発売からほぼ3年経過して、ようやく移動するシステムが本格的に商用化される事になりました。
警備用と介護施設用は別の会社が開発した異なるサービス。
警備用に開発したのがユニボットの「UNIBOT by Pepper」、介護施設用に開発したのがX-mov Japanの「介護夜間巡回ソリューション for Pepper」だそうです。
X-mov Japanのシステムの場合(夜間の介護施設を想定)、まずPepperが廊下やフロアを巡回、SLAMと呼ばれるリアルタイムでマッピングする機能で障害物などは避けて移動できるそう。
また、巡回コースはあらかじめ設定できるようです。
無人のはずが人を見つけると近づいて写真を撮り、発見通知をスタッフ宛に送信するしくみだ。顔認識機能もあるので、誰を見つけたかを報告することもできるそう。
また、リアルタイム映像配信機能も備えているため、巡回しているPepperのカメラが捉えた映像をスタッフのパソコンやタブレットで常時チェックすることもでき、移動するセキュリティカメラのように活用できるようです。
実証実験は横浜の介護施設で数回に渡って行われており、今年の9月より販売がスタートするのだそうです。
現在、レクの時間にPepperを既に導入している介護施設も多いですが、Pepperを夜間の巡回等に活用できるとなると、夜勤中の時間の有効活用にも期待できるかもしれませんね!
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