国土交通省は、ディスポーザーと呼ばれる流し台の生ごみ粉砕機の技術を応用し、下水道に紙おむつを流す仕組みの検討に乗り出しました。
保管やごみ出しの手間をなくし、高齢者の介護や子育ての負担軽減につなげる狙いだそうで、早ければ本年度中に有識者委員会を立ち上げ、5年後の実用化を視野に入れるとの事。
使用済み紙おむつは、ごみ収集日までの家庭での保管が負担となっているケースが多く、下水道で流せるようになれば、保管やごみ出しが不要になるといったメリットがあります。
しかし一方で、下水処理場で受け入れる汚水が増える事や、高額になると予想される粉砕機の購入費負担といった課題も。
国交省は、家庭のトイレのスペースに、紙おむつ専用の粉砕機を設置する事を想定。
おむつの処理に必要な粉砕機の性能や、従来よりも強い水流にできる下水管、水に流しやすい紙おむつの素材等について、メーカーと意見交換し、必要に応じて助言する事を検討しているそうです。
課題は多いですが、実際に可能となって普及していけば、家庭内は勿論、外出先でのおむつ処理もかなり楽になりますね!!
近年は晩婚化もあり、子供の育児と親の介護を同時期に行わなければならないケースも増えてきているそうですので、粉砕機のコスト等次第では実用化後は広まっていくのも早いかもしれませんね。
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