この年末年始で実家に帰省されるという方もいらっしゃると思います。
ですが、その中には久々に会う両親や祖父母の変わった姿を見て、改めて「介護」を意識することになる、なんて事もあるかもしれません。
遠距離介護の一番の問題は、ご両親や祖父母とは年末年始やお盆ぐらいしか会えないということです。
そこで、帰省という限られた時間内で出来る認知症チェックをご紹介します。
目次
年齢を聞いてみる
あくまで年齢を聞くのであって、生年月日は聞いてはいけません。
生年月日は一生変わらないものなので、認知症の人は覚えています。
しかし、年齢は毎年更新されるので、古い記憶は鮮明で新しい記憶が苦手な認知症の人には覚えるのが難しいのです。
年齢が若すぎたり上下したりした時は認知症を疑ってみてください。
ですが、医者の前など、ここぞ!と言う時だけ正解することも・・・
家を隅々まで見る
「台所の下の収納棚を開けたら、ひとり暮らしなのにしょうゆが5本出てきた」
「冷蔵庫を開けたら、2カ月前の賞味期限切れヨーグルトが出てきた」
帰省したら、トイレ・お風呂場・台所・冷蔵庫、倉庫などをチェックしてみてください。
見えないところにも、あれ? と思う変化が現れます。
通帳チェック
難易度が高いかもしれませんが、通帳チェックも有効な手段です。
公共料金の支払いが滞る、暗証番号を忘れてしまって引き出しができてないなど、遠くに住む離れた親の生活を知ることができます。
安定した生活を送っているならば、支出は一定のリズムで行われているはず。
引き出し回数が多くなっていたり、全く引き出しがなかったりすると、金銭管理が難しくなっている可能性があります。
また高額の引き出しがあったりすると、「母さん助けて詐欺」の可能性もあります。
訪問販売で何度も支払っている可能性も否定できません。
手料理を作ってもらう
久しぶりに帰省したら、母の最も得意な料理を作ってもらいましょう。
しょっぱい、煮えてない、味付けが変わった、材料がいつもと違うなど、変化が現れます。
最近見ているドラマは何か聞く
年末年始は特別番組が多いので、毎週放送されている番組がありません。
そこで、最近まで見ていたドラマは何か聞いてみてください。
認知症になってから、突然連続ドラマを見なくなったりする事もあります。
まとめ
以上5つのチェックで気になる点があったら、すぐ正月明けに病院へ連れて行ってください。
単なる物忘れのレベルでは無いと考えられます。
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