解説

ヒヤリハットで裁判が不利になる?

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“ヒヤリハット”ってご存知ですか?

ヒヤリハットとは、簡単に言うと事故には至らなかったけれどもヒヤッとしたり、ハッとした事柄の事です。

これは本で読んだ話なのですが、あるリスクマネジメントセミナーにて「ヒヤリハット報告書を書く事をやめなさい」との発言があったそうです。

その理由としては「ヒヤリハット報告書を残していると裁判上不利になるおそれがある」からだそう。

つまり、事故内容に類似したヒヤリハットが出ていたら、事故を予測できたていた証拠になる、というのです。




確かに施設で事故が起きた場合の賠償責任判断において、その事故が予測できたのかどうかが重要です。

なので、ヒヤリハットによって危険を認識しておきながら、対策せずに放置し事故が起きてしまったならば責任を問われる可能性は高くなると思われます。

しかし、本当にヒヤリハットで不利になるのかしら??

まぁ、そんなことはないですよね~。

事故が起きた際の予見可能性の判断は「誰でも予見出来たかどうか」ではなく「しっかりした知識と技術がある人なら誰でも予見出来たかどうか」なんだと思います。

そうでないと知識も技術も低い施設の方が裁判で有利、ということにもなりかねません。

当たり前ですが、ヒヤリハットによって原因究明と防止対策の検討をしっかり行っていく事が何よりの事故防止です。

小さな危険に気付き、それに対する対策をしっかり講じる事で職員の意識もレベルも上がり、大きな事故を防ぐ事にも繋がりますものね!

そもそも裁判で不利になるからヒヤリハットは書きません、なんて施設は利用者さんだけではなく地域住民からも支持されないですよね( ・∇・)

言ってしまえば「施設の為ならば利用者はどうなっても構わない」と言っているようなものですし(+_+)

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-解説

執筆者:


  1. careworker より:

    ランキングからきました。いつもあきすけさんの書かれてる記事楽しみながら拝見させて頂いております。

    ヒヤリハットを書く意味をその本の筆者さんはき違えてる。
    危ないと思って、書いてそれを皆に周知させて重大事故引きおこさないようしようねってのがヒヤリの趣旨じゃないですか。
    私のいるホームでは1日1枚書かないと管理者からキレられます。

    損賠賠償って言ったって今は、どこの施設も損害賠償責保険とか加入してるはずなんでそこまでリスク管理に神経質になる事はないかと私個人的には思います。

    • あきすけ より:

      コメントありがとうございます。
      また、このような拙い記事を読んで頂き本当にありがとうございます。

      私もヒヤリハットに対して同様の意見です。
      私の勤める施設でも、1日1枚とまではいきませんがやはりどんどん書くべきであるとされています。
      1日1枚ともなると“気付き”の力もとても向上しそうですね!

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