2006年京都、介護疲れと生活苦から悲しい殺人事件が起きました。
この事件を題材に、認知症と介護の問題を問いかける社会派舞台「生きる」が2017年11月〜7月まで東京・埼玉・神奈川・広島の各地で公演となるようです。
介護とどうしようもない生活苦から、「もう生きられない」と認知症の母親と心中未遂を起こし、死にそびれた息子は懲役2年6月、執行猶予3年の判決を受けた事件。
2006年に京都で起きたこの事件は「裁判所が泣いた介護殺人」と呼ばれる悲しい事件でした。
テレビ等でも度々取り上げられている為、介護の仕事をしている人の間では地味に有名な話かもしれません。
余談ですが、あきすけの働く特養では、施設内勉強会にてこの事件を取り上げた事もあります。
舞台を企画・立案したのは、ブッチー武者さん。
1980年代に大ブームを巻き起こしたバラエティー番組「オレたちひょうきん族」の大人気コーナー「ひょうきん懺悔室」で懺悔の神様として大人気でした。
自身も認知症の母を持つ武者さんは、京都の事件に衝撃を受け、劇団「ZANGE」を設立、2014年9月の初公演をかわきりに、現在までに合計8か所での公演を行なってきたのだそう。
また、この企画は講演と公演の二本立てとなっているようです。
第一部の講演は、『平穏死のすすめ』(講談社)の著者でもあり、特別養護老人ホーム 芦花ホーム 常勤医の石飛幸三さんが「平穏死を受け入れるレッスン」と題し、生きて欲しいけれども楽に逝って欲しいという家族のジレンマに答えるとの事。
第二部は公演「生きる」となっています。
以降各地での公演予定は以下のようになっています。
2017年11月9日(木) 東京都板橋区
2017年11月29日(水) 東京都東村山市
2018年2月10日(土) 埼玉県所沢市
2018年5月18日(金) 東京都葛飾区
2018年7月14日(土) 神奈川県相模原市
2018年秋 広島県福山市
詳細: http://ikiru.bmc-enterprise.co.jp
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