ニュース

介護ベッドでの重大事故が後を絶たず、2007年以降43人が挟まれ死亡 高額の為交換も出来ず

投稿日:2019年3月6日 更新日:

Pocket

介護用ベッドの利用者が手すりに首や手足を挟まれる事故は、消費者庁への報告が義務づけられた2007年以降、79件が発生し、このうち43人が死亡しているのだそうです。

大半が介護施設での事故だそうで、安全対策を強化したベッドへの入れ替えが進まない事が背景にあるとみられています。

死亡事故の中で多いのが、手すりと手すりの隙間や、手すりと頭部のボードとの間に首が挟まれるケース。

重傷事故では、手すりの隙間に腕や足などを挟まれ、骨折する高齢者が多いとの事。




07年施行の改正消費生活用製品安全法では、生活関連製品による重大事故や火災が発生した場合、メーカーなどに国への報告が義務づけられています。

以後、介護用ベッドに関する重大事故は毎年数件~十数件が報告され、同庁は、大半が認知症の高齢者とみているそう。

07、08年度に計27件の重大事故が報告されたことから、経済産業省は09年3月、介護用ベッドに関する日本工業規格(JIS)を改正し、頭や手足が挟まらないよう、手すりの隙間を狭くするなどの安全対策が強化されています。

それでも重大事故が後を絶たないのは、規格改正前のベッドが依然利用されている事が一番の要因です。




介護用ベッドメーカーの業界団体「医療・介護ベッド安全普及協議会」などによると、介護用ベッドは高いもので50万円を超えますので、大量に入れ替えた場合の負担は当然大きいですからね。

消費者庁の担当者は「十分な見守りができない場合は、できるだけ改正後のベッドを利用してほしい」と呼びかけています。

規格改正後の介護用ベッドへの入れ替えが難しい場合、手すりの隙間を塞ぐことが事故防止に有効です。

各メーカーが配布する専用の補助器具やカバーのほか、クッションや毛布などで隙間を塞ぐだけでも効果があります。

介護施設では市販のものではなく職員が作成した柵カバーを使用したりする事も多いようですね。


介護職員ランキング

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村



-ニュース

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

「認知症、閉じ込めなければ罪ですか」 JR認知症鉄道事故訴訟、遺族が救済拡大へ実名で講演

愛知県大府市で列車にはねられて死亡した認知症の男性(当時91歳)の遺族がJR東海から約720万円の賠償を求められた裁判で、家族に責任はないとした最高裁の逆転判決から約2年。 男性の長男は実名を公表して …

誤嚥性肺炎で特養訴訟

埼玉県の特養に入所していた高齢女性が介護ミスで死亡したとして、遺族が施設の運営法人に約4千万円の損害賠償を求める訴訟を起こす、というニュース。 亡くなったのは女性は当時86歳で要介護度4、認知症を患っ …

“美魔女コンテスト”、41歳のケアマネージャーがグランプリに!!

「第8回国民的美魔女コンテスト」の最終選考会が9月29日、都内で行われ、大阪府在住の村田優美さん(41)が、応募総数約1500人の中からグランプリに輝きました。 介護・福祉の現場でケアマネージャーとし …

鴨川前原海岸、海にも入れる砂浜用車椅子を無料で貸し出し

千葉県鴨川市の前原海岸で、砂浜用車椅子が無料で貸し出しされているんです! 砂浜用車椅子は前後3輪のゴムタイヤが浮輪のように幅広く、サラサラな砂地の上でも走行可能。 先月29日には、同海岸を訪れた車椅子 …

介護職員のおよそ6割が「慢性的疲労」 長野県民連の調査で

長野県で県民連が、県内約900の事業所を対象にアンケートを行ったそうなのですが、41%が「疲れが翌日に残ることが多い」、15%が「休日でも回復せず、いつでも疲れている」と、介護施設で働く職員の56%が …

介護の求人サイトである「カイゴWORKER」さんにオススメブログとして紹介されています!!https://kaigoworker.jp/blog/index.php

プロフィール

あきすけと申します。
特養で介護福祉士として働いております。
子供2人とわんこ2匹の父親で、
兼業主夫として妻と協力しながら家事と
育児と仕事をなんとかこなしております。

プロフィール詳細