ニュース

介護業界へ入職のハードル下げる??全国共通の入門研修制度創設へ

投稿日:

Pocket

昨日、厚生労働省は、介護現場の深刻な人手不足を補う為、介護の経験がない人を対象にした全国共通の入門研修制度を創設する方針を決めめた、というニュースが飛び込んできました。

今までは一部自治体で独自の研修を実施していたりしたそうですが、如何せん内容にばらつきがあり、統一した制度を求める声が出ていたとの事。

来月の8月中に社会保障審議会の専門委員会に制度案を提示して、2018年度の導入を目指すのだそう。

この入門研修は、初任者研修と無資格者の間に位置づけられ、初任者研修(130時間)よりも短い30~40時間程度を検討しているそう。

介護保険の概要、着替えやトイレへの移動の介助、緊急時の対応等、介護に関する最低限の知識と技術を学ぶ事が出来るのだとか。

研修修了者は、主に施設で簡単な介助や補助的な業務を担い、その分、介護福祉士らが、認知症介護等の専門性の高い仕事に専念できるようにしていきたいらしいです。

また、研修修了者がその後キャリアアップの為に初任者研修を受ける際には、科目の一部を免除する考えだそう。




介護の現場は慢性的に人手不足であり、団塊の世代が全て75歳以上になる2025年度には、およそ38万人足りなくなると推計されています。

厚労省はこの入門研修により、高齢者や女性らが介護労働に参加するハードルを下げ、人手不足の解消を目指すのだそう。

さぁて、入門研修制度でどれだけ人手不足が解消されますかねぇ、フフフ・・・






介護職員ランキング
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村



-ニュース

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

要介護の要因、男性は脳血管疾患、女性は認知症が最多 2019年版高齢社会白書にて

政府が18日の閣議で決定した2019年版の「高齢社会白書」では、介護保険制度で要介護・要支援の認定を受けた人が増加していることが指摘されました。 介護が必要となった主な要因については、やはり認知症が最 …

介護中に腰骨を挫傷で元職員が理事長兼施設長を提訴

前橋市の障害者支援施設に勤務していた元職員の40代男性が10月27日、入所者の介護中、腰骨挫傷を起こしたのは施設を経営する社会法人や施設長が必要な労働環境整備を怠ったのが原因として、前橋地方裁判所に民 …

“グランツーリスモSPORT”で高齢者の認知機能が改善

日本アクティビティ協会は、高齢者施設にデジタルデバイスを取り入れたアクティビティを活用する事で、深刻化していた男性向けのアクティビティ不足が改善され、男性シニアの参加率が大幅に改善されたとの発表を行い …

70代男性が肺炎で死亡、原因は肺炎球菌の予防接種の可能性 国が認めるのは初

宮崎県都城市が、市内の70代男性が2015年、市が実施した肺炎球菌の定期予防接種を受けた後に間質性肺炎のため死亡した、と明らかにしました。 国は「予防接種のワクチンが関与した可能性が否定できない」とし …

社会保障の仕組み変更、医療・介護の負担が増えます・・・ 

8月1日から社会保障の仕組みが変わります。 特に一定の所得がある高齢者は、医療と介護サービスの自己負担額の上限が共に引き上げられます。 医療は70歳以上が対象で、外来医療費の負担上限が月2千円アップし …

介護の求人サイトである「カイゴWORKER」さんにオススメブログとして紹介されています!!https://kaigoworker.jp/blog/index.php

プロフィール

あきすけと申します。
特養で介護福祉士として働いております。
子供2人とわんこ2匹の父親で、
兼業主夫として妻と協力しながら家事と
育児と仕事をなんとかこなしております。

プロフィール詳細