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孤独感を感じていると認知症になる確率がぐんと上がる!オランダの研究にて

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孤独は人の心を蝕むだけでなく、ひょっとすると脳にもダメージを及ぼすのかもしれない。

オランダでは、2000人余りの高齢の男女を3年間にわたり追跡調査し、社会的孤立と孤独感が認知症の発症にどのような影響を及ぼすかを調べたという研究がありました。

調査開始時点で、2000人余りの対象者(その時点で認知症患者はいなかった)の内、1人暮らしをしていた人は46%、未婚もしくは配偶者に先立たれて独身の人は51%、家族や隣人などの支援を受けていない人は73%、そして、孤独を感じていると答えた人は約20%。

3年後、孤独を感じていた人は、そうでない人に比べて認知症の発症確率が約2.5倍に達したそう。

孤独感を訴えていなかった人は5.7%しか発症しなかったのに対し、孤独を感じていた人の13.4%が認知症になったとの事です。

一方、社会的孤立に関しては、同居者がいる人が認知症を発症した割合は5.6%だったのに対し、1人暮らしの人はその割合が9.3%だったそうです。

独身の人は、配偶者がいる人に比べ、認知症になる確率が約1.7倍も高かったそうですが、家族や隣人などの支援を受けている人が認知症になる確率は、そうでない人の約2倍に上るという結果も出たのだそう。

他のリスク要因の影響を取り除いて計算すると、孤独感を味わっている人が認知症になる確率は、そうでない人の1.64倍に達したそうです。

一方で、社会的孤立と認知症の間には特に関連が見いだせなかったとの事。

最も重要なのは社会的に孤立しているかよりも、本人が孤独を感じているかどうかなんでしょうね。

まぁ、この研究結果も、介護の仕事をしていると「そらそうでしょうね」って感じたりする結果ではありますが、結局のところ孤独感と認知症の間に因果関係があると断定できた訳ではありません。

孤独を感じるのは、認知症の原因ではなく、早期の認知症の結果という可能性も勿論あり得ますからね。


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