7月21日の今日、三重県伊賀市のある特別養護老人ホームが一部の入所者に対してナースコールを設置していなかった事を、市が高齢者虐待防止法に基づく虐待行為に当たると認定したと発表されました。
三重県によると、入所者およそ100人の内32人に、ナースコールをベッドから手の届かない位置に置いていたり、そもそも設置していなかったりしていたとの事。
当然、厚生労働省の基準では原則として入所者1人ずつに設ける、とされています。
「痣がある人がいる」等、外部からの通報があり、市が5月に立ち入り調査し判明したそうです。
この特養は「ナースコールを必ず設置しなければならないとの認識が無かった。コードが入所者の体に引っかからないようにする為でもあった」と釈明しており、現在では全員に設置しているそうです。
いやぁ、確かに中にはナースコールを意味無く押してしまう方やおもちゃのようにしてしまう方、コードを体に巻き付けてしまう方なんかもいるでしょうし、ナースコールを離す気持ちは勿論分かります。
が、“虐待である”という認識が全く無かったというのは問題ですよねー。
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