プロダンサーでトレーナーの周防進之介さんが、筋肉の動きや体のメカニズムを研究し、歌と融合させて生み出したエクササイズ『カラフィット』が今、若者のフィットネスとしてだけでなく、高齢者施設や自治体の介護予防イベントなどでも大人気らしいです。
高齢者向けのプログラムでは、カラオケ画面に『お祭りマンボ』や『高校三年生』などが流れ、これらを歌いながら体を動かすのだそう。
『カラフィット』は当初、若い女性向けの美容やダイエットのためのプログラムとして作られたのだそうですが、超高齢化社会の今、シニアの健康に役立てるべく高齢者向けプログラムを開発。さまざまなよい効果が期待されているようです。
呼吸と歌のリズムを合わせる事で、心を落ち着かせるホルモン、セロトニンを分泌する神経が活性化されることが検証されており、認知症やうつの予防、改善効果が期待されています。
歌と運動以外にも記憶計算の課題を盛り込む事もあり、懐かしい歌を楽しみながら、少し複雑なリズム運動と簡単な記憶計算を交互に行うと、大いに脳を刺激し、活性化につながると期待されています。
ただ高齢者の場合、筋肉が硬くなっていることが多く、運動効果の妨げになるという。
中でも硬くなりやすいのが肩甲骨、腰、股関節まわりの筋肉。
その為、多くの時間を割いて肩、腰、股関節を中心にストレッチを行っていくそうです。
また呼吸をするとき、吐ききれていないあるようです。
吐く筋肉が弱い為だそう。
プログラムの随所で行う深呼吸では、吸うときのカウントの3倍の長さをかけて吐き出すようにするそうです。
多くの研究・検証を重ね、科学的根拠のある健康効果が特徴の『カラフィット』ですが、参加される高齢者は理屈抜きに楽しめるとの事です。
馴染みのある懐かしい歌にのせて行うと、運動も作業も楽しくなりますからね!
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