ニュース

錠剤に極小センサーを埋め込んだ“デジタル錠剤”、大塚製薬が世界初承認 抗精神病薬エビリファイ(アリピプラゾール)にセンサー

投稿日:

Pocket

米食品医薬品局(FDA)が、錠剤にごく小さなセンサーを埋め込んだ“デジタル錠剤”を承認したとの発表がありました。

医師の処方通りに患者が薬を飲んだかどうかを第三者が確認できるというもので、効果的な治療ができ、医療費の削減にもつながると期待される一方、患者のプライバシー保護という課題も挙げられています。

承認されたのは、大塚製薬が製造・販売する統合失調症などの抗精神病薬エビリファイ(一般名・アリピプラゾール)に米プロテウス・デジタル・ヘルス社が開発した約3ミリのセンサーを組み込んだ錠剤と、貼り付け型の検出器。

大塚製薬によると、このような医薬品と医療機器を一体化した製品の承認は世界初なのだそうです。

患者が飲んだ薬が胃に入ると、胃液に反応してセンサーが信号を出すし、患者の脇腹につけた小型装置が信号を検出。

その信号により、薬をいつ飲んだかという情報をスマートフォンやタブレット端末に転送する、というもので、患者の同意があれば医師や介護者、家族らがその情報を共有する事も可能です。

ちなみに、センサーは一定の時間がたてば、体内で消化・吸収されずに排泄されるという事です。

上手く活用できれば、独居の高齢者でも息子さん娘さんが薬を飲んだか確認出来ますし、訪問介護等でも活かされそうですね!

ただ、認知症の方なんかは脇に付いた検出器をすぐに外してしまいそうな気もしますね(^_^;)


介護職員ランキング

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村



-ニュース

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

服役中の認知症悪化で、刑務所内“介護”や認知症受刑者の出所後支援も大きな問題に

国は今年度から、受刑者の高齢化を受けて約30人の介護スタッフを全国の刑務所に配置したようです。 平日に30~40分、受刑者に運動等の指導を行っているのだそうですよ。 ですが、所内には階段を使わないと行 …

アダルトグッズでお馴染みの“TENGA”が介護現場に参入!? 高齢者の性生活を高める取り組みを開始

介護サービス業を全国展開する株式会社「いきいきらいふ」が、大人向けグッズで知られている「TENGA」との協働を発表しました。 デイサービス店舗「いきいきらいふSPA」において『TENGA』を販売する等 …

今年の介護福祉士国家試験、合格率は70.8%で昨年度から1万人増! 新たに6万5574人の介護福祉士が誕生!!

厚生労働省は28日、今年度の介護福祉士国家試験(第30回)の結果を発表しました。 受験した9万2654人のうち、合格者は6万5574人。 合格率は前年度より1.3ポイント低い70.8%だったそうです。 …

京都府の介護施設でノロウイルス集団感染・・・ 職員も感染、入院する利用者さんも

京都府にある総合老人福祉施設「はごろも苑」にて、ノロウイルスの集団感染が発生したそうです。 はごろも苑によると、1月9日、18人の利用者が嘔吐、下痢などの症状を訴えており、その内12人からノロウイルス …

結婚すると認知症発症のリスクが減る!?およそ40%のリスク低減も

結婚する事で認知症リスクが低減する可能性があるとした研究論文が発表されました。 80万人以上のデータを対象とした今回の研究によると、生涯独身の人は、アルツハイマー病やその他の認知症にかかるリスクが約4 …

介護の求人サイトである「カイゴWORKER」さんにオススメブログとして紹介されています!!https://kaigoworker.jp/blog/index.php

プロフィール

あきすけと申します。
特養で介護福祉士として働いております。
子供2人とわんこ2匹の父親で、
兼業主夫として妻と協力しながら家事と
育児と仕事をなんとかこなしております。

プロフィール詳細