今年1月から8月までの介護サービス事業者の倒産が62件に上っている事が、東京商工リサーチの調査で明らかになりました。
昨年は年間の件数が108件で、過去最多を記録したそうですが、その昨年も8月までは62件なので、今年は過去最多の昨年と同じ水準という事に。
昨年までに続き厳しい経営環境にある事が改めて浮き彫りとなりました。
倒産の件数を月毎に見ると、6月から3ヵ月連続で前年の同じ月より多くなっています。
更に、今年は負債総額の増加が目立っています。
なんと8月までで121億7000万円!!
昨年は1年間で94億600万円だったのですが、それを既に上回っています。
東京商工リサーチによると負債額が10億円を超える大型倒産が3件あった為なのだそうですが・・・
介護報酬の大幅な引き下げや慢性的な人手不足、競争の激化等が背景にあるとの見方が一般的なようですが、来年度に控える次の改定の内容によっては、介護業界に押し寄せる淘汰の波が更に強まるとも見られています。
当たり前の事ではありますが、介護業界に入ってくれる方を増やす事、離職される方を減らす事が何よりの課題ですかね。
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